« お盆休み 初日。 | トップページ | 両国四丁目町会 祭礼 »

2010年8月23日 (月)

”鶴の友”の試飲にて

F1000560 先日の新潟の帰りに、お土産センターで購入した地酒”鶴の友”(つるのとも)です。樋木(ひき)酒造㈱。新潟市内の酒蔵さんです。

以前、ビールメーカーのウチの元担当者が転勤で新潟に移動になり、その時現地で担当していた酒蔵さんで、そのツテで一度チャレンジしましたが、断られてしまった銘柄になります。僕も流行だけでアプローチしたんで良くなかったんですがcoldsweats01反省。でも、以前から気にはなっていました。

ところで、なんでビールメーカーが酒蔵さんを担当しているかというと、、、、昔、ビールの出始めの頃、大手卸はあったものの地方では酒蔵が2000社を超えていました。で、現地で酒の小売もしていて、さらには各地元の酒屋へ地酒を配荷していたのは酒蔵さんだったんですね。そこに目をつけたのが資本力の強いビールメーカーで、特約制度を多くの酒蔵さんにばら撒いたのが始まりのようです。今ほど物流業者も多くなく、単純にその当時の物流にビールを載せさせたと言う事ですwobblyなんとも目の付け所がすごいけどずるさも感じます。今では、積極的にビールを売っている酒蔵さんは無いに等しいはずです。それは、大手の卸が値引きして持っていっちゃったから。で、売れなくなるとメーカーはそっぽangryそれが酒類販売の世界なんですね。

話は元に戻りますが、左側の金色の紙で包まれているのが、別撰(べっせん)(本醸造)で、右側の白い方が純米です。

●鶴の友 別撰 1.8L 2076円(税込み) 五百万石 日本酒度+6 酸度1.2

F1000561 金色の包装紙を外すと写真の見た事のあるラベル。これは、清酒にも使用されているラベルなんですね。ダンチュウでも見た事があります。この別撰の下のクラスが上白(じょうはく)と言って、清酒クラスになるようです。価格は1.8Lで1800円。新潟のお酒が流行ったのは、越乃寒梅にしてもこの価格帯の清酒クラスが安くて旨かったのが理由なんですね。happy01

ところで、味は新潟の淡麗辛口では全くありません。そういう思い込みで飲んだらびっくりしました。かなり味わいがあり、どちらかというと、ちょっと昔のタイプかな。灘のお酒をちょっとだけまろやかにした感じ。今回は食べ物も無く、ミニ試飲会だったので、食事をしながら燗酒にすると合うだろうと想像できました。合うといっても食事の邪魔をしない、穏やかだけど味のあるタイプでした。

●鶴の友 純米 1.8L 2339円(税込み) 五百万石 日本酒度+6 酸度1.2

ラベル的にも昔からあった商品では無いようでした。本醸造一筋的なイメージですが、その蔵元さんが造る純米はどうなるのか?と言う事で購入しました。まぁ、別撰と同じく、淡麗辛口ではありません。王道ともいうべき味の濃さがありました。決して熟成を感じるとかヒネている感じとも違う濃さですね。香りもそんなにありませんが、ウチの社員の中では少し吟醸香を感じた人もいたようです。でも、他の新潟の酒のイメージではありません。別撰よりも、アルコールの添加が無い分、すっきりした感じに思えました。最初に無くなったのは、やはり純米でしたhappy02

上記2商品を試飲した訳ですが、この”鶴の友”は問題ですcoldsweats01これが地元(新潟市内)で売れているとなると、今後消費者はどんな方向性になるのでしょうか?やっぱり、綺麗な吟醸香がするタイプはちょっと1杯でいいけど、長く飲むには味の濃いタイプの方が良いという事なのでしょうか。うーん。。。。新潟の酒では”鶴齢”を旨口としてウチでも売っていますが今回のは明らかに違います。個人的には鶴齢が好きなんだけれども。

”鶴の友”は販売できませんが、このような感想になるお酒でした。酒処の新潟でも味の幅が大きくあることがわかりました。

地酒・和酒の専門 正規特約店 株式会社タカハシ栄春 芋焼酎 『縁(えにし)』

|

« お盆休み 初日。 | トップページ | 両国四丁目町会 祭礼 »

お酒」カテゴリの記事

グルメ」カテゴリの記事

一言」カテゴリの記事

コメント

いつブログ読んでも
『お酒のプロ!』だねぇ(・∀・)イイ!

(今となっては)ド素人の拙者にも判り易い!

栄春勤務時代の先代を思い浮かべても、酒の知識は父を凌駕したんじゃない
( ^ω^)おっおっおっ

拙者も見習って、今の稼業(ゲーム)の知識をメモライズしようと思うんだけど、
オンラインだぁ、
ダウンロードコンテンツだぁ・・・って変化がドラスティック過ぎて
『オッサン、ついて行けましぇ~ん』(;´д`)トホホ…

投稿: STORMRIDER | 2010年8月23日 (月) 20時50分

丁度、ご褒美に頂いた新潟の日本酒があるから
肴を作って飲み比べしてみよっかなぁ〜^ ^

投稿: まさヤン | 2010年8月24日 (火) 10時29分

とっちゃん、そんな事はないよ。まだまだ若輩もんですからcoldsweats01
メーカーはずるいよ、相変わらず。まぁ、うまみもあるから小売はすぐになびいちゃうけど。そうやって酒の業界は飼われて来たんだなと最近わかりました。ちょっとうがった見方だけど。。。。
まぁ、酒屋は儲からない!!これ鉄板かもwobbly

投稿: 取締をする役 | 2010年8月24日 (火) 15時23分

マサヤン、飲み比べは面白いもんですよ。
メモで書くだけでも知識になるしhappy01

まぁ、僕は天職だと。。。。。思い込むようにしてます。

投稿: 取締をする役 | 2010年8月24日 (火) 15時25分

お疲れ様です。

鶴の友の記事を読みました。

流石、プロです。素晴らしい評価の意見です。
上手く言えませんが、感動致しました。
息子が新潟で買って来ました酒で新潟からあまり出回らない酒だよと言って暮れた酒。最高に美味いなと思いました。
チョイと違い、鶴の友別選をのんでますが。
頑張っているのがBlogで伝わります。
新潟に行った時には是非寄らせて頂きたいと思います。

米海軍基地司令部基地司令部港湾統制課 山本誠
Seventh Heaven Surfboards Owner

投稿: 鵠沼 まこ爺 | 2014年3月20日 (木) 19時39分

私は、東京府中市内の、鶴の友の愛飲者であります。
鋭い感想でしたので、書き込みをしております。
おいしいお酒はたくさんあります。
が、鶴の友を凌ぐ食中酒にまだ廻り会えておりません。
仲間内では、純米酒より上白の方が人気が?
鶴齢は私的には少々甘いでしょうか。
緑川の純米の熱燗を飲みながら書き込みをしております。

投稿: 府中のテツ | 2015年5月 9日 (土) 19時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/502197/49229655

この記事へのトラックバック一覧です: ”鶴の友”の試飲にて:

« お盆休み 初日。 | トップページ | 両国四丁目町会 祭礼 »