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2010年4月27日 (火)

お酒を暖める機械

F1000374 先日また試飲会に行ってきました。

その傍らに㈱サンシンという会社のコーナーがありました。まぁ、いつもあるもんですが、お酒のお燗する機械専門の会社です。裏方の機械なんであまり見る事はないでしょう?

この機械は湯銭(ゆせん)タイプと言って、お湯を温め、そのお湯でお酒を温める仕組みです。それって二度手間かと普通ならば思いますよね?直接お酒を温めればいいと。しかし、飲食店で見かけたことがあると思うんですが、1升瓶が逆さになっている機械、それを酒燗機(しゅかんき)といって大型店など良く使われているんですが、これは直に温めるタイプになっています。熱交換率が高いんですね。この原理は生ビールを冷やすサーバーと同じです。細い蛇管(長い管)の周りに冷やすなら冷水、温めるお酒は温水があるわけです。ただ、冷やす分にはまだしも、一気に温める事は品質には大きく影響します。だから、実際の味は。。。。。湯銭タイプの方が数段おいしく飲めます。日本酒ってお燗にするとさらに旨みが増すものが多いので、きちんと湯銭されたお酒が飲める店って全然少ないんですよ。ゆっくりと温められたお酒は優しい、まろやかなお酒になる訳です。

(※酒燗機も毎日きちんと洗浄メンテナンスをしていれば、十分飲めますが。)

その昔は、居酒屋さんにお燗番という役がありました。1日中お酒の徳利を温めていて、オーダーが入ると適温になったお酒を出すんです。実際僕の年齢では薄ら覚えであるくらいで今はほとんどいません。人件費削減と、酒燗機ができた事によるんですね。もちろん、きちんとやっているお店もあります。今でもあるのは湯銭のお湯を指で感じて、時間と、徳利の温まり具合で出すんです。まさに職人技です。僕の知る限りでは、”湯島のシンスケ”さんです。ご主人がカウンターのお客と話しながら、食べ物を出しながら、完璧なお燗を出すんですね。とにかく一見の価値ありです。そこのお燗を飲んだら他は飲めません。

F1000375 これは、その湯銭の機械を個人用にして小さくしたものです。値段は高いんですが。お酒を入れるものは”ちろり”と言って錫製のものが最高とされています。それだけで1万円以上。これで飲むとさらに柔らかいんですねー。熱交換率が悪いと言うか、ゆっくり温まるからなんでしょう。家での晩酌で、最高に拘るならばどうですか?安い酒も1.5倍!!って感じです。

ところで、今回拘ったのはお燗です。何が言いたいのかというと、飲食店でのお酒の扱いがあまりにも軽んじられていると言う事。最近では、生ビールのサーバーも毎日洗浄しているところが増えましたが、それでもまだ100%ではありません。まして、この酒燗機など、1割にも満たないでしょうね。有名銘柄を並べるだけでお客が集まる時代は終わりました。良いお酒をきちんと提供する、できる本物にならないと、お客は続きません。お酒にずっとロマンを与えるサービスを目指しませんか?

と言っても食の安全も忘れ去られているこの時代、時代錯誤なんでしょうか?でも、僕は吠え続けますが!!だってどうせなら旨いもん食って、旨いもん飲んでハッピーでいたいから。

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